ポストの香り

十一月の中頃のことでしたか。
軒先のカリンの実を二つ、ポストに入れたのは。

果実酒でも作ろうかと思っていたのですが
あまりの香りの良さに、思わず手が止まってしまいました。

以来今日まで、郵便物が配達されるたびに
ポストからは甘い香りの手紙が現れるのです。

はじめは何気なくやったことでしたが
こんなにも素敵な毎日を過ごせたのは
とても幸せなことでした。

そろそろ萎びてきたけれど
より一層、強い香りを放っています。

あまりに身近すぎて、気が付かなかったけれど
素敵な香りをたくさん分けてくれて、ありがとう。
[PR]
by e-shima | 2004-12-21 23:29
<< 手放すこと 読書の夜 >>